軽度のわきが治療は病院でも自宅でもできる

軽度のわきが治療にはボトックス注射が効果的です。ボトックス注射にはボツリヌス菌から抽出されるタンパク質が入っています。これが発汗を促進するアセチルコリンの分泌を抑制するため、汗の量が減って臭いも拡散されにくくなるという仕組みです。アポクリン汗腺に注入することで、症状が改善します。効果は3ヶ月くらいしか持続しないので、定期的に注射を打つ必要はあります。臨床試験で安全な量は分かっているため、継続して治療を受けても重篤な副作用が出る心配はありません。外科手術のようにメスを使わないので体への負担が小さいです。ボツリヌス菌は筋肉の緊張を和らげる作用もあります。そのためかつては注射を打った後に腕が重だるくなったりしびれたりするといった副作用が報告されていました。しかし現在では真皮下層に注入することで副作用が出にくくなると分かっているため、副作用の報告は減っています。また軽度であれば病院に行かなくても、自分で症状を抑えることも可能です。塩化アルミニウム液を使った方法は、制汗剤を使う頻度を減らせます。塩化アルミニウム液には汗を分泌する穴を変形させる作用があり、汗が出にくくなります。殺菌効果もあるため、汗をかいても雑菌が繁殖しにくいです。塗っている間しか効果はないので、持続時間を重視するならばボトックス注射が適しています。また塩化アルミニウム液が汗で流されても効果が期待できません。日中は体を動かすことで汗をかいてしまうので、寝る前に塗るのがポイントです。ティッシュに塩化アルミニウム液を染み込ませて、脇全体に塗ります。寝る前ならばリラックスしているので、精神的な発汗も抑えられます。手足の汗を抑える時も有効ですが、特に脇は高い効果を発揮します。食事の改善でわきがが気にならなくなった人もいます。軽度のわきがと考えている人の中には、実際はわきがではなくわきが体質であったというケースが少なくありません。糖分や脂質を過剰摂取していると、わきが体質になり体臭がきつくなります。日本は食の欧米化により、肉や高カロリーのデザートを食べる人が増えました。食事のバランスが崩れている人は、野菜や魚を中心にするだけで臭いが抑えられることがあります。肉を食べる時は脂肪分が多い部位ではなく、モモやヒレを優先します。ジャンクフードやお菓子は手軽で美味しいですが化学物質である添加物も臭いの原因となるので、食べ過ぎに注意します。